同窓会活動支援による地域貢献
2009/03/13
私の母校、関西学院大学(兵庫県宮西市)は中予地区に約300名の同窓生を有し、私は同窓会の諸活動のお世話役の1人として関りを持たせて頂いている。その方針の1つに地域貢献を掲げており、年1回、本学の教授を招き、地域住民に関学の学術・文化・教養に接し、自己啓発・自己研鑚に励んでもらおうという趣旨で市民公開講座を開催している。
これまで、「地方分権時代の地方自治制度のゆくえ」と題した講演、あるいは松山市の「坂の上の雲まちづくり」にちなんで、司馬遼太郎さんの文学や歴史観をテーマにした講演会を実施し、沢山の市民の皆さんにご参加いただき、好評を博した。また、現役学生で構成するグリークラブ(明治32年創部の日本最初の男性合唱団)が松山を訪問。療養所や高齢者施設で、愛大附属小のコーラス部と共演。日本有数の歴史と実績を誇る大学生と小学生の初の共演が松山で実現。施設利用者のみならず、地域、ご父兄の皆さんにもお越し頂き、会場は満員の大盛況。大学生の体の芯にまで響く低音と小学生の澄み切った高音がうまくミックスし、聴衆を魅了。
今後、少子化の影響で大学経営も一層困難になることが予想され、事実経営難から閉校となる大学も出てきており、京阪神の大学とは言えども、地方に受け入れられる最高学府として、また地方の文化向上の為にも、同活動を支援して行きたいと思う。
カテゴリー 活動レポート