松山市子ども育成条例
2009/03/13
松山市議会史上初めてとなる2回の定例議会で継続審査となり、半年間にわたり議論され、最終的には、議会の文教消防委員会で修正案が作成され可決された「松山市子ども育成条例」について、私は、当該委員として深い関わりを持った。
この間、マスコミ等でもその経過が大きく取りあげられ、また、賛成派、反対派の市民グループがシンポジウムや中央の識者を招聘しての勉強会等の開催により、市民の関心も非常に高いものとなった。
論点は、子どもを従来のような「保護の対象」として促えるのか、「権利行使の主体」として促えるのかという子ども観の違いにあり、どちらに軸足をおいた条例にするかで意見が分かれていたのである。
市民アンケート、参考人聴取、委員会での真摯な議論により、賛否両論の意見を取り入れた修正案を議会で取りまとめできたことで議会の存在感を示したことは大きな成果であり、またそれ以上にその事を通じて多くの市民にも子育てについて、再考するきっかけになったことは大変意義深いことであったように思う。今後は、条例の的確な施行により、子ども達や子育て中の保護者を社会全体で支援し、元気と勇気を与えるものとなるようにしっかり見届けて行こうと思う。
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