大亀やすひこブログ

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道後温泉地区の活性化の基本方針策定

2016/12/05

老朽化や耐震性が懸念される築一二○有余年の道後温泉本館の改修を含む同地区の活性化の基本方針が示された。要旨は、以下3点

①.本館改修時期は愛媛国体終了後とし、工事期間中は、観光客の落ち込みを極力抑える為、営業しながらの改修とし、極力工期の短縮をはかる (7~9年)、又、伝統的建築物ゆえに作業そのものを見せる工夫をし、安全を確保しつつ交通への影響の緩和に最大限努める。

二.代替施設が期待される (仮称)椿の湯別館の来秋オープンを目指す、と同時にその活用と誘客対策に取り組む (具体的にはオープンと同時に民間活力が発揮できるよう指定管理者制度の導入を実施)

三.一昨年から実施し、好評を頂いている温泉とアート事業をコラボした道後オンセナートは、現在、アート事業は継続する中で、(仮称)道後オンセナート二○一八を予定している。来年の愛媛国体や子規・漱石の生誕一五○年記念事業等との相乗効果をみすえ、来年年9月にプレオープン、再来年4月から翌年3月までの19ケ月間の長期開催を予定している。

日本最古を誇る道後温泉は本市の貴重な歴史遺産として市民に大切にされてきた.その象徴とも言える本館は約一二〇年前に初代道後湯之町町長 伊佐庭如矢 (いさにわゆきや)が多くの問題を抱えながらも改築を成し遂げたもの。又、如矢は松山城の公園化や道後鉄道の開設など、百年先をみすえた道後のまちづくりを進めた。如矢は 「 道後は、今のままでも10年、20年は栄えるだろう。しかし、今後もっと鉄道や航路が発達したら将来の状況は変わる。そうしたなかで百年後に道後温泉が同じように栄えている保証はない。百年経っても真似ができないものを造ってこそ意味がある。人が集まれば町が潤い、百姓や職人の暮らしも良くなる将来の道後温泉のために協力して欲しい 」 と、誠心誠意、町民を説得してこの偉大な事業を完成させた。

時代は異なれどまちづくりへの思いは同じ、この言葉を肝に銘じ、道後の取り組みを注視して行きたい。

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新長期水需給計画の策定

2016/12/01

水問題は松山市のアキレス腱、本市の水源は、度々、取水制限を受ける石手川ダムと2ケ月程度の少雨傾向で大幅な水位の低下となる重信川水系の地下水の2つしかなく、ここ20年間のうち15年間で、渇水対応が強いられてきた。こうした中、本市が進めてきた西条分水の根拠となっている長期水需給計画が策定から10年を経過したことから、検証・見直され、平成37年度目途の新たな計画の概要及び必要水量(日量)を公表した。人口減少や節水の推進により、17千トン需要量は減少したが、気候変動等の都市リスクの低減や高層住宅への直接給水等、生活環境の改善分として9千トン増し、4万トン(現行は4万8千トン)に縮小すると公表した。当計画は、学識経験者、事業者、市民の代表で構成する検討委員会、市議会の特別委員会で意見聴取し、パブリックコメントを経て、今年度中に市長に提出される見通し。今回の見直しにより、市は必要水量は減るが、現時点で西条分水の方針変更はないとしている。しかしながら、議会内でも、現計画が策定された10年前には、大多数の議員が賛同し、西条分水推進の決議を表明したが、その後、懐疑的もしくは否定的な勢力も増えている。又、水利権者である愛媛県の仲介により、当事者間で協議の場が設けられ、“西条の水を守る”という目的は共有できたものの、水源を有する西条市では、市民感情もあり、分水については頑なに反対の意向を崩していない。依然、複雑で困難な情勢の中、市政の最重要課題としての議会の判断、市長の手腕が問われる

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